しゃり、ふわ、ぷるんの「淡雪花」

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「ひろしま菓子博」のために藤い屋さんが開発した
新しいお菓子のパッケージデザインを担当しました。
ついアップしそびれたまま半年が過ぎ、早くも季節は秋です。

雪の結晶をまとったようなキラキラした外見。
食べてみると、外側の氷餅の「しゃりっ」とした食感が
マシュマロのような「ふわっ」に変わり、
レモン羹の「ぷるん」に至るのです。
レモンはもちろん、広島名産の大長レモン。

和菓子と洋菓子が無理なく手をつないだような、
そんな新感覚のお菓子なのです。

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ネーミングはコピーライターの永松聖子さん発案の、
淡雪と雪花を掛け合わせた
「淡雪花(あわせつか)」がぴたりとはまりました。

デザインは、和洋が融合した新しさを目指し、
雪輪と雪の結晶をモダンな紋様としてデザイン。
個包装は、雪輪形の窓でお菓子をかたどり、
箱は銀の箔押しで仕上げました。

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菓子博の期間中は広島駅限定でしたが、
好調な販売が完了してからは、広島だけでなく
新宿高島屋など東京でも販売されるようになりました。

茶席でのお菓子としてはもちろん、
ようやく秋らしくなってきた今日この頃、
シャンパンと合わせて、
目にも喉にも涼やかなひとときはいかがでしょう。
撮影:大森恒誠