宝石のようなお菓子「花虎白」デビュー

ブログの間がすっかり空いてしまいましたが、
この春にはいくつかの商品がデビューしました。
そのうちのひとつが、
広島の藤い屋さんの「花虎白(はなこはく)」というお菓子です。

フルーツのピュレを砂糖と寒天で固めた、いわゆる琥珀糖ですが、
箱に詰められて届いたときの印象が宝石箱のようでしたので、
それをパッケージデザインの核としました。

お菓子のとんがった形からシャープな菱形の箱を、
3種類のフルーツの色から、白、紅、黄の3色の
さまざまな組み合わせを考えました。

白は西洋梨、紅色はフランボワーズ、黄色はマンゴで、
外はしゃりっと、中はぷるっとした、食感も楽しいお菓子。

その楽しさを、パッケージの組み合わせでも表してみました。
6つ並べると花のようで、3つだと六角形にもなります。

「花虎白」というネーミングは、
花のような琥珀糖というところからですが、
「琥」という文字の画数の多さが気になり、
琥珀とも「王」へんをとってみては、とご提案。

そうすると文字面もすっきり。
ネーミングを担当した永松聖子さんが、
「琥珀という言葉は一説によると、
中国で虎の固まりが琥珀になったという伝説から由来」
と語るように、もとの意味にも合っているようです。

花はフランボワーズ、虎はマンゴ、白は西洋梨を
表しているとも言えるネーミング。
私のお気に入りの和食店「虎白」とも仲間のような・・・。

6月末頃には、オンラインショップにも登場します。

 

こんな時期ですが、こんな時期だからこそ、
日々の生活にささやかな彩りを添えられるような
デザインをしていきたいと思います。