今年も長岡大花火大会へ

昨日は、長岡大花火大会に行ってきました。
13年前に長岡とのいくつかのご縁が始まって以来
地元の方からちょくちょくお誘いいただくようになり、
今ではすっかり夏の恒例行事となりました。

東日本大震災があった今年は、各地で花火大会が自粛されましたが、
もともと鎮魂と復興祈願から発している長岡の場合は、
自粛どころか、むしろ今こそ、という強い意志が感じられます。

 

今回も、ほんの数日前に新潟と福島を襲った記録的豪雨により
信濃川に面する花火会場にも水が上がり、開催が危ぶまれたようでしたが、
市を上げて修復をして8月2日の開催にこぎつけました。

ところが、3日になって長岡と三条に大雨・洪水警報が発令され、
ぱらつく雨に不安になりましたが・・・

 

夕刻には雨雲も消えて、見事に晴れ渡った空!
こうこなくっちゃ。

美しい夕焼けを見ながら、長岡の街を信濃川に向かいます。
大きな河川を持つ街は、互いにどこか似通った雰囲気があり、
長岡には、私の故郷の岐阜市に通じるものを感じます。

黙祷から始まった花火大会。
船の桟敷席では、首が痛いほどの頭上に高々と打ち上がります。
ひとつ一つ、花火のスポンサー名と解説が読み上げられるのもご愛嬌です。

そして、終盤。
今年もフェニックスは、平原綾香の「Jupiter」にのせて
私たちの視界を180度埋め尽くすように、
次々と打ち上げられました。

一昨年は、その年に逝った愛犬ココをおくる
個人的に忘れられない花火となりましたが、
今年は、東日本大震災の被災者の方々への鎮魂と、
日本の復興を祈願するという、これまでにないフェニックス。

 

祈るように、夜空を見つめていました。

今の日本人に、
祭りは、打ち上げ花火は、
やはり必要なのだと思います。